バックナンバー

表紙で見る

家づくりの先輩

vol.84 どこにいても暖かく、年間を通じて快適な住み心地の家 設計・施工/よねざわ工業

2014年7月更新

色あせないブロック素地の壁

イメージ画像▲切だしのブロックが凛とした印象

太平洋に面する農村地帯で、比較的温和な気候の厚真町に建つI様邸は、落ち着きある無機質なブロック造りの住まい。もともとお住まいになられていた家は、漁師の家で番屋スタイルでとても寒く、すきま風もつらかったと言います。「母が、こんなに寒い家では年を越せそうにないと言ったことが家を建てるきっかけになりました。ブロック住宅の佇まいが好きで、建てるのならブロック住宅と決めていました。早速、仕事で取引のあった、よねざわ工業さんに連絡を取り、家造りをスタート、着工からわずか4カ月で入居しました」とI様。

「北海道のブロック住宅というと、1960年代に数多く建設された規格型コンクリートブロック造の公営住宅を思い起こされる方が多いと思います。この当時の建物は断熱もしっかりしておらず、湿気や寒さの問題がありました。対して、よねざわ工業さんの家は、外断熱の高断熱・高気密の住まい。北海道の住宅において重要な“暖かさ”が実現されています。おかげさまで厳しい冬を快適に乗り越え快適に暮らしています」と話します。

蓄熱性の高い、快適な室内環境

イメージ画像▲パッチワーク風デザインの壁が目を惹く玄関

砕石・砂利業を営む敷地内にあるため、砂などが舞い上げることもある環境にあり、潮風の吹きつける立地に建つI様邸。「海に近く、塩気を含んだ風、砂など、家にとっては過酷な条件に建つ我が家ですが、外壁に関してはメンテナンスフリー。築10年以上経ちますが汚れも付かず、耐久性も抜群です」とI様。さらに高い蓄熱性を持ち、暖まると冷めにくく、冷めると暖まりにくいという特性のブロック住宅は、年間を通じて住みやすいとも話します。「エアコンもついていますが、夏場ほんの1、2回使う程度。外気温が高い日でも、室内はとても過ごしやすいですね。また、冬でも本当に暖かで、私は年中半袖で過ごしています」と奥様。

家のどこにいても温度が一定で、寒い場所がないというI様邸。「高齢の親がいるので、入浴時のヒートショックなどの心配が無いのが何よりです」とI様。奥様は「暖か過ぎて、ジャガイモの芽がでたり…根菜の保存に困るくらいです。気がついたら真冬に暖房を入れてなかったこともありました」と笑います。

何でも気兼ねなく相談すること

イメージ画像▲埋もれ木を使った床柱がこだわりの和室

「よねざわ工業さんに頼んで本当によかったです。天井高もあり開放的。住んでみると、より良さがわかる家です」と笑顔のI様。「展示会やモデルハウスなどを見て、いろいろと参考にさせていただき、いいなと思った部分を取り入れました。キッチンやバスルームも全く色あせることなく、機能的で使いやすいです」と奥様。

室内はブロックの素地は出さずにクロスで仕上げ、床は無垢のフローリングでぬくもりのある雰囲気に。廊下の腰壁には、埋もれ木を配しました。「家を建てる時に利用しようと、倉庫に保管していました。これを使いたいと岩舘さんに相談した時も快諾してくださって、うれしかったですね。土に埋もれ、何百年と年を重ねてきた美しい色合いが気に入っています」と話すように、長い年月を経て趣きを増した自然木の造形美は、住まいに彩りを添えています。

「自分たちの希望をきちんと伝え、相手を信用すること。最高の家を造ってもらえました」と話してくださいました。