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家づくりの先輩

vol.50 動物病院と住まいの併用住宅。まるでカフェのような空間です。 設計・施工/株式会社佐藤工務店

2012年12月更新

イメージ通りの建物に

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高速道路美唄ICからもほど近く、国道12号線からも車で2分ほどのアクセスの良い場所に建つ動物病院併設の住まい。院長のK様は、「安田侃さんの作品が好きで、アルテピアッツァ美唄にはよく足を運んでいました。ゆとりある敷地に、作品それぞれが自然と溶け合う素敵な空間で、特にカフェアルテが大好きです」と話します。洞爺出身で、札幌市内の動物病院にて8年間勤務されたK様が、ここ美唄に動物病院を開院した理由のひとつです。住まい兼、病院を建てるに当たり、どのような街なのかを調べていた時に知人からの紹介で佐藤工務店のことを知ったそう。早速、佐藤社長と会い、その場で意気投合したと話します。さらに運命的だったのは、K様のお気に入りの場所であるカフェアルテの設計・施工が佐藤工務店だったこと。「一番の決め手になったのは、自分たちの思い描くイメージとかけ離れない、という部分でした。とにかく佐藤社長が熱意をもっていろいろな提案をしてくださって」と話します。

アルテピアッツァ美唄は、もともと1981年に廃校になった栄小学校の木造校舎を利用した野外彫刻公園。その木造校舎の1階は現在も「市立栄幼稚園」としても使われています。ここにお子さんを入園させて、のびのびと育てたいと思っていたとも話してくださいました。

人と動物をやさしく迎えてくれる場所

イメージ画像▲イームズの椅子が並ぶ待合室。ゆったりとしたスペースが心地良い
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K様が院長、奥様が副院長を務めるプラナス動物病院は、主にワンちゃん、ネコちゃん、ハムスターやウサギなどの小動物を診察しています。病院の待合室にはイームズのイスが置かれ、昼間はボサノバ、夕方からはジャズが流れ、そこはまるでカフェのよう。院内は、調湿・脱臭効果に優れたゼオライトの塗り壁の採用で、快適な空間に仕上がっています。さらに、ワンちゃん・ネコちゃんそれぞれの診察室と入院室を完備、お互いのストレスを軽減する工夫が施されています。

「動物たちは飼い主さんの気持ちにとても敏感です。手術で来院の場合など、不安な気持ちが伝わってしまい、動物たちにストレスを与えてしまうことに。飼い主さんに心地良いと感じていただけるよう、音やニオイなど不快に思うことをできるだけ排除し、明るく清潔な病院作りを心がけています」と話します。「特に状況の説明など、コミュニケーションをとることが大切だと思っています。治療内容をお話したり、考えたり、気軽にお話しする環境を作ることで、より良い治療にしていきたいですね」とも。病院で過ごす時間が長い分、自分たちにとっても心地良い空間を作りたいと思っていたというK様ご夫妻。緊張しがちな雰囲気を和らげ、診察に集中できる、人にも動物にも優しい空間になったようです。

2階に設けた居住スペースはアットホームな癒しの空間

イメージ画像▲こだわりの薪ストーブの前で、家族でゆったりと語らう贅沢

2階のプライベートスペースは、広いリビングとアイランドキッチンが印象的。リビングの大きな窓からは温かな日差しが差し込み、風と光を感じることができます。大阪出身の奥様がこだわったのが薪ストーブ。「とても癒されるスペースです。娘に絵本を読んであげたり、自然と家族が集まる場所になっています」と奥様。お気に入りのものに囲まれることで、毎日の暮らしがより良いものになっているご様子が伝わってきました。 「インテリアや間取りは雑誌やインターネットを見て、希望を伝えました。漠然としたイメージでしたが、それに適した材質を提案してくださって、希望通りの住まいになったと思います。担当の山田さんのアドバイスも参考になりました」とも。

「家づくりは長丁場になりがちですが、妥協せず納得いくまで話し合うことが大切だと思います。作る過程もとても楽しかったです」とK様。 細かい部分までこだわり、使いやすさを実現した住まい。くつろいだ雰囲気の心豊かな暮らしになったようです。

「プラナス動物病院」