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家づくりの先輩

vol.44 老後や介護時など、将来に備えた住まい。 設計・施工/株式会社アクト工房

2012年10月更新

希望した以上の提案に大満足

イメージ画像▲緩やかなスロープの玄関アプローチには、日射しや雪をよけるひさしが

スッキリとしたフォルムの外観。南側に面した玄関アプローチは、広めの幅で緩やかなスロープになっています。「近い将来の親との同居や介護を考えたときに、住みやすさに配慮した住まいを建てたいと考えました」とT様。住宅・バーチャル展示場「ままハウス北海道版」のWebサイトで知ったアクト工房を含め、5社とコンタクトをとり、希望を伝え図面を依頼したのはその中の4社。いずれも、車イスなどでも移動のしやすい間取りの、希望した通りのプランができてきたそう。

その中でアクト工房を選ばれた理由は、「プラスアルファの提案があったからです。いろいろと細かな気配りがされていたことが大きかったですね」と話します。中でも、夏場は日射しよけ、冬は雪よけの役割を果たす、スロープ上部に設けた、ひさしに感心したそうで、「自分たちが思っていた以上に、人にやさしい住まいのプランになっていました」とも。

電気とガスのハイブリッド住宅

イメージ画像▲太陽集熱暖房・換気システム「ソーラーウォーマー」を採用
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当初はオール電化住宅も考えたというT様。
「震災のこともあり、熱源すべてを電気で賄うということに多少なりとも考えることがあって。結果、電気とガスのハイブリッドに落ち着きました」。

一軒家へ越したことで、光熱費が上がることを予想していたそうですが、以前住んでいたマンションより電気代が下がったそう。外断熱で、高気密・高断熱の住まいならではです。

またT様邸は、外部電源を一切利用しない、太陽集熱暖房・換気システム「ソーラーウォーマー」を採用しています。

特別なメンテナンスは必要なく、自然エネルギーを利用した、環境にもお財布にもやさしい設備です。「太陽の熱で暖めた空気を室内に届けてくれ、これだけでもかなり暖かさが違います。まだこの家では冬を過ごしていないのですが、ある意味、電気代が楽しみです」と話します。

いろいろな使い方ができるスペースがうれしい

イメージ画像▲人工芝を敷き詰めたテラス
イメージ画像▲奥様の趣味である織り機

高気密・高断熱の住まいは、家中どこでも暖かく、低温で保管したい食品やお野菜などの置き場に困ることも。2階に設けたサンルームは、奥様の希望で、冬場の食品保管庫として使えるよう、あえて断熱を施さずに仕上げています。

また、家事室は玄関の真正面にあり、来客があってもすぐに対応できるようになっています。奥様の趣味である織り機や、作業スペースがあり、「日中の自分の居場所です」と話します。

さらに2階には、人工芝を敷き詰めたテラスがあり、「夏場は夫婦で涼みながらビールを飲んだり、ドッグランとしても活用しています」。
用途を限定しない空間は、住まう人にとっての楽しみがふくらむようです。