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家づくりの先輩

vol.41日常を健康に過ごせる住まい シックハウス対策を盛り込んだ家づくり(T様邸) 設計・施工/晃和住宅株式会社

2012年8月更新

通常の倍の時間をかけ安心の住まいに。

イメージ画像▲外観

屋根と玄関ドアの落ち着きのある緑が白い壁に映えるT様邸。化学物質過敏症の家族が安心して暮らせるよう、シックハウス対策を盛り込んだ住まいです。

さまざまな種類の微量化学物質に反応し、目がしみる、喉が痛い、頭が重いなど、様々な症状が現われる化学物質過敏症。T様は、健康に過ごせる住まいを求め、シックハウス対策住宅を数多く手掛けてきた、SET建築計画事務所の横山幸弘氏に設計を依頼しました。施工業者は3社から見積もりをとり、縁あって当社で施工をすることになりました。

使う予定の床材や柱などのサンプルを、ひと晩、枕元におき、症状がでないかひとつひとつ確かめたT様。また、希望するデザインの窓枠を、ご自身で輸入代理店に連絡し見積もりを取り、商品を取り寄せるなど、家づくりに積極的に参加されました。

要望通りの素材を探して。

イメージ画像▲柔らかな肌触りの無垢材を使った室内

「家づくりは自分たちにとって、本当に命がけの作業。実は大手メーカーのモデルハウス見学に行ったのですが、空気というか、揮発性のものを肌に感じてしまいダメで…。そのこともあり、家を建てる際には、集成材をなるべく使わず、建材のひとつひとつを、じっくり時間をかけて選びました。晃和住宅の社長さんには、通常なら家2軒建つくらいと言われたほど、工期は掛かりましたが、そのおかげで、安全で快適に住める家ができました」と話します。

「また、タイル張りのバスルームにしたかったのですが、希望のカラー・サイズのタイルがなかなか見つからなくて…。設計士さんには、別の色かサイズを変えたらと言われたのですが、どうしても10センチ角の白いタイルにしたかったんです。そうしたら晃和住宅の社長さんがあちこち当たってくださって、要望通りのタイルを探してくれて。長く住む家なので、本当にうれしかった」と奥様。好きなものに囲まれたいという、素材やデザインへのこだわりが伺えるエピソードです。

外断熱で暖かい住まい。

イメージ画像▲心地よい暖かさと安らぎの薪ストーブ。

T様邸は外断熱の施工で、薪ストーブ、蓄熱暖房、オイルヒーターと多種多様な暖房システムを採用しています。「大震災の後に建てた家なので、災害の際のライフラインのことも考えました。北海道で寒さというのは生命にかかわることですから」。断熱がしっかりしているので、輻射熱暖房が有効で、蓄熱性のよい暖かな住まいになっています。

薪ストーブ用の薪割りはご主人がしているそう。「薪を割るのは力のいる仕事ですが、作業を軽減する油圧式の薪割り機を購入したので、作業が楽になったみたいです」と奥様。身体はもちろん心まで暖まる、薪ストーブの癒しの炎のために頑張っているようです。