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家づくりの先輩

vol.34 ふたりの異なる希望が見事に調和。
羊蹄山を望む「モダン調」×「古民家風」マイホーム。(倶知安町T様邸) 設計・施工/晃和住宅

2011年12月更新

柔軟な対応が気に入って。

イメージ画像▲羊蹄山を望む外観

リビングから羊蹄山を望む眺めのいい土地に、マイホームを建てたT様ご夫妻。地元や札幌の複数のハウスメーカーを検討した結果、晃和住宅さんを選びました。

「価格が手頃で、私たちの語ることに柔軟に対応してくれたことが大きかったですね」とご主人。不安に思ったり悩んだりした時には、すぐに社長に相談。「イエスノーをはっきり言って結論を出してくれるので、頼りがいがありました。後半はネットショップで照明や家具を注文する時にも、家に合うかどうかチェックしてもらっていたんですよ」。

また奥様は、外断熱で暖房機器を部屋に置かなくて済むのも気に入ったといいます。「部屋はすっきりするし、インテリアの邪魔もしないし。暖房がないのに寒さを感じないのは不思議な感覚ですけど、冬でも裸足で歩けるくらい暖かいのですごいなと思います」。

無垢材とゼオライトの清々しくぬくもりのある空間。

イメージ画像▲小上がりダイニングのカウンター

T様宅の特徴は、洗面台やキッチンといった水回りにまで木材を用いていること。階段以外はほぼ無垢材です。

そして壁はゼオライトの塗り壁。このゼオライトの白色が褪せたブラウン系の床材と相性ぴったりで、清々しくもぬくもりのある空間に仕上がっています。「遊びに来た友達から“新築によくある刺激臭が全くない"と驚かれることが、しばしばありましたね」と奥様。

プランニングで最もこだわたのは、リビング。天井は竿縁天井のアレンジ版。角材をランダムに並べることでデザイン性豊かに仕上げました。玄関の壁も同じようにしつらえ、統一感を持たせています。

また、ダイニングは「畳の上で生活をしたい」という奥様の強い希望で小上がりに。機能性を考え、対面キッチンと向かい合わせにしました。キッチンには1枚板のカウンターが付いており、ふたりのお子様たちはここで宿題をするのが日課なのだとか。

異なるセンスが絶妙に混ざり合い独自の味わいに。

イメージ画像▲ご夫婦それぞれの希望を取り入れた玄関。

実はプランニングに関する希望は、ご主人が「モダン調」、奥様が「古民家風」と意見ががくっきり分かれていたそう。

「僕は広島の実家の家がとても古く、いわば古民家なんです(笑)なので、せっかくの新築なのに、わざわざ古くすることに抵抗があって」とご主人。

一方、奥様は「住宅雑誌をぱらぱらとめくって、好きだと思う家は古民家風だけだったんです。あと私は宮城の出身で、土間や廊下は広いのが当たり前だったんですが、主人にとっては当たり前じゃなく、廊下なんていらないだろうと(笑)。そういう育った土地の文化の違いもありました」。

そんな具合で建設中は、「お互いの希望がぐちゃぐちゃに混ざり合った家になるかも・・・」と懸念を抱えていたそうですが、できあがりは絶妙のミックス具合。違和感なく馴染み、T様ご夫妻だからこそのオリジナリティ豊かなテイストとなりました。