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家づくりの先輩

vol.4 角地南側に建つ平屋住宅はマンションのような戸建(札幌市 K様邸) 設計・施工/株式会社北王

2009年12月更新

マンションからの住み替え 南向き角地の平屋建て

イメージ画像▲外観

 自然の環境が近くて静かな所に住みたいとマンションからの住み替えを行ったKさん夫婦。日当たりが良くて南向きの角地を徹底的に探し20ヵ所以上の下見を重ねた。

 「候補として今の土地が挙がった時に、北王さんに見に来ていただいて、希望を伝えた上で図面を書いてもらったんですが、とても気に入ってほぼ変更なしで施工の準備をしていただきました。」というKさんからの要望は、「スタイリッシュなデザイン」「部屋は多くいらない」「浴室前の脱衣所とWCは広く」だった。

 「Kさんには1年ぐらいモデルハウスで行う見学会に来ていただいていました。説明をするよりも実際に見ていただいた方が理解も深まりますし、ディティールも伝わりやすいですよ」と担当した北王ホームライフ営業課 馬場さん。土地の条件も考え合わせた上、入口を中央に、右にリビング、左に主寝室と車庫を備えた「コの字型」の平屋で建てることを提案した。

 「『コの字型』にすることで日中の陽光を取り込むことが出来たんです。周りからの視線もある程度気にならない中庭はドッグランに利用していただいてます。」

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デザイン性と生活の両立は収納と導線の計画設計

イメージ画像▲キッチン

 「お二人のご希望がスタイリッシュなイメージだったので、生活に必要なものは使う時に取り出すことにして、普段は極力目に触れないように収納することを考えました。設計段階では収納計画を同時に進めるのも大切なことです。事前に家財道具のリストも作って細かくチェックしました。建物が出来あがってから物が入らないんじゃないだろうかという不安要素を解決することも家を作る上では大切なことなんです」。

 プランを進める中で、御主人は電子レンジや新しく購入するゴミ箱のサイズまで測って伝えた。これにより手狭になりがちなキッチンをすっきりとできたほか、家財道具の収納も予定通り。物が増えた時のスペースの余裕も十分に作ることができた。

イメージ画像▲ビー玉と小さなタイルを埋め込んだ中庭のタタキ。

 奥様の希望は家事に関する事。洗濯機の近くに「昇降物干しユニット」を設置したことで導線を作る必要もなく、家事そのものの時間を短縮できるメリットも生まれた。

 構想から完成まで約1年をかけた家づくり。「せっかくの注文住宅なので、何か思い出に残ることを」と、Kさん夫婦は中庭のタタキにビー玉と小さなタイルを自らの手で埋め込むことにした。タタキの脇に2人の手形も添えられた一角は「ふたりの家づくり」の記念にもなったのだ。